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当事務所周辺は古墳群の宝庫
当事務所地を含む田園調布本町41番~48番は下沼部貝塚遺跡包蔵地内に存し、武蔵野台地南部一帯、
多摩川沿いは水資源や豊かな自然に恵まれ、古くは縄文時代より多くの人々が生活の中心としてきた場所です。
田園調布本町においては数多くの縄文式土器(縄文時代後期 約4500年前~)、特に珍しい人面型土器(個人蔵)、土偶、石器、槍、女性の耳飾り等が出土しています。
また、大田区立郷土博物館古墳ガイドブック添付資料によれば、当事務所の南西側に※「西岡古墳49号~52号」が存することが判明し、暫し散策してみました。
(※「西岡古墳」4世紀~5世紀後半の荏原台古墳群の一つ。1930年代に慶應義塾大学名誉教授・元大田区立郷土博物館長 西岡 秀雄氏により古墳群分布調査が行われる)
徒歩およそ3分、当事務所南西方約200m、多摩川を一望する一帯は現在大手企業の社用地となっており、西岡古墳50号のみ現存しておりました。
他3つの古墳は既に住宅地開発の際、削平されているようです。ただ、東急東横線多摩川駅周辺の大規模な国史跡指定亀甲山古墳群等と比較すれば小規模ですが、発掘調査が全く行われておらず、都内の古墳としては大変良好な状態を維持しているのではないかと思います。
閑静な社宅(共同住宅)をいくつか抜けると、小さな森林のような場所が見えてきます↓
これが西岡50号古墳です。テニスコート西側に静かに姿を現しました。
[2017/11/14]