コロナで東京23区内の人口が減少
「人口の増減を調べるときには、自然的増減と社会的増減があります。自然的増減とは出生者数-死亡者数です。同様に社会的増減とは転入者数-転出者数のことを言います。転出者数が転入者数を上回る場合にはマイナスになります。実は2020年間の東京23区内の社会的増減は港区、新宿区、目黒区、豊島区、江戸川区でマイナスとなっています。これはコロナの影響で東京23区から首都圏の別の地域に転出者が多く出たからということです。上記区は外国人が多い地域で外国人自身が移動したかはわかりませんが、何らかの意味があります。また2021年に入っても住民基本台帳上2021年1月~5月までで実に13区で人口が減少しています。コロナ以前に地方から東京23区を中心とした地域に若者を中心に人口移動がなされていたことを踏まえると興味深い状況です。住民の移動はそれが継続的になされると、特に住宅地の価格に影響がでます。」
[2021/08/10]